来る球を打ち返し続けた先に、なにがあるのか。

いろいろな目に遭いましたが去年車に跳ねられました!

車に跳ねられた件。交通事故①

初めまして、こんばんは!

のゆりです。

ちょっとしたきっかけで、ブログを始めました。

この記録が誰かの役に立てばいいな・・・と思い、人生であまり経験しないであろう事態に陥ったわたしの備忘録も兼ねて、書いて行きたいと思っています!

わたしもそろそろ半世紀生きてきまして、受験・進学・就職・転職・結婚・出産・育児など

ひと通りこなしてきたのですが、特記事項として被災・病気・離婚あたり、まああまり大多数の人が経験しないまま過ごせれば良いよね的な経験を持っているですが、この度加わったのが交通事故。

まあ、正直 遭いたくなかった というのが正直な気持ちですね。

人生の中でNO.1かもしれない出来事でした。

今はリハビリ絶賛自宅療養中なんですが、交通事故に遭う ということがどんなことか、自分のためにも、そしてこれから事故に遭う人にも(縁起悪いですな)参考にしていただける記録にしたいと思っています。

事故に遭ってから3ヶ月、今はやっと歩けるようになり、階段もややぎこちないですが降りれるし、小走りもできるようになりました。

でも後頭部は当たると痛いし、骨折した部分も起きると、また冷えると痛いです。打撲した跡は謎に膨らんだまま触ると痛いし、一番はめまいが残っているというのが不安。

正直見た目は治癒してきましたが「だいたいどこか痛い」状態です。

そしてそれは完全に戻ることはない。

事故に遭う前の自分には戻れない。

それが精神的に地味に効いてくる回復期、つまり今のわたしの状態です。

受傷直後は傷が痛い、それ以外考えられず、とにかく早くこの痛みがなくなるということに意識がいっている状態です。そのつらさは「なんとか生きてる、でも死にたい」という感じ。

「事故に遭ったけど、幸にして生きてる。でもとにかく痛い、つらい、自分の身体はどうなってしまうのだろう?怖い、これからどうなるの?痛い、つらい、いっそのこと死にたい」

という気持ちでした。

事故に遭った重症の方で、事故前の状態に完全に戻ったよ〜!という人って、いないのではないかな?と思います。

重症であれば、おそらく骨折しているでしょう。骨折したところって、痛むんです。手術するケースもあるでしょう。そしたら傷が残ります。

頭を打った場合、わたしもそうなのですがめまいがするよう、鞭打ちになる方が多いのではないでしょうか。その痛みや痺れは、レントゲンやMRIの画像には写りません。

わたしの様に、疾患が残っても傍目には見えないため、分からないでしょう。

受傷後、スマホが持てるようになってから、わたしは検索しまくりました。

「足首骨折 全治」「交通事故 めまい」「交通事故 頭部挫創 全治」・・・病院のベッドでは痛みから逃げるために眠るしかない。でも目が覚めてしまう。痛いのを紛らわせるためにできることはスマホくらいしかない。

どのくらい検索したでしょうか。でもわたしの様な交通事故に遭った人のブログは意外と見当らないのです。

事故状況、入院、退院、自宅療養、リハビリ、加害者との交渉。

交通事故被害者が、これからどうしていったらいいのか。

そこが知りたい。だって初めて事故に遭ったんだもの!

交通事故に遭う、それも重症の被害者になる。

人生でそうある事ではないのでしょうか。考えたら「車に跳ねられたよ」という親戚、聞いたことないし、友達でもいませんね。

先日、新聞を読んでいて「2021年の交通事故死者数は2636人」だったそうです。

発生件数は約30万5000件。負傷者数は36万人。わたしもその内の1人ですね。

日本の人口は1億2000万人とすると、0.3%。結構レアなんですね、交通事故に遭うって事は。

しかし2636人の方が年間交通事故で亡くなられているのですね・・・。

「交通事故死者」とは「交通事故によって、発生から24時間以内に亡くなった場合」なので、交通事故が原因で亡くなった方はさらに多くの数にのぼるのでしょう。

自動ブレーキ搭載の車の開発、早よ!

わたしの場合は、自動ブレーキ搭載だったらぶつかられなかったかな・・・

でも時は戻せません。

こうなった身体と心で生きてくしかありません。腹を括ってやってくしかない。

なのでここでブログとして書き残しておこうと思います。

「今日と同じ明日が来ないかもしれない」

というのは、今から27年まえに被災した時に、わたしに刷り込まれたものです。

大抵、ひとは「自分には降りかからないだろう」と思って日々を生きているものです。

流れる悲しいニュースに心を痛めていても、それが明日の自分になってしまうとは夢にも思わず生きている。でもそれが人間です。

「明日わたしも被災するかも!事故に遭うかも!」なんて心配していたら、どこにも行けないし何もできない。だからそう思って日々を過ごすのは当たり前です。

だから「まあそう思っていたけど、車に跳ねられちゃった人もいるよ」くらいな気持ちで読んでくださったら、ありがたいと思っています。

それでは、冬のきつい寒さの最中に書き始めたこのブログに、しばらくお付き合いください。